見渡すかぎり砂浜…。

私は 福島県相馬市の磯部という地域に住んでいました。

磯部は 漁業がさかんな地域でした。

ホッキ貝と梨が誇れます。黒潮と親潮がちょうどぶつかり 海流が激しい場所です。


だから 魚は身が引き締まりとてもおいしいのです。


とても小さな地域です。
だんだん子供の数も少なくなり 学校も 一クラス15～6人くらいでした。



ですが 今なお 地域のコミュニティができており、近所付き合いが密着でした。幼稚園、小学校、中学校とずっと 同じ顔触れで 兄弟以上の付き合いです。


子供の顔を見れば 親の顔もわかるくらいです。

同じ 相馬市でも 他校の人たちから 磯部は特別だから…と言われるくらい 団結力の強い地域でした。

（それが 嫌だと思う年ごろもあったのですが…。）
それが…津波がきて 一瞬でなくなってしまいました。

写真は 瓦礫さえもない磯部です。

瓦礫は 隣の地域まで流されてました。

見渡すかぎり砂浜です。

写真の向こうに見えるのは海です。波も丸見え…。

松林もなくなってました。
本当は写真の場所は住宅が密集していた場所です。



とても小さな地域なので
ニュースにでることはありません。
ですが、磯部の半分くらいの方々は津波にのまれたと言われています。

復興にどれだけの時間がかかるのか…。




でもね…磯っ子は強いんだ…。
みんなの団結力もすごいんだ…。


よみがえれ磯っ子魂


磯部の復活に…子供たちの未来に…全力をつくそうと思います。




だって私は 根っからの磯っ子だから