災害 ヘルパーの仕事

水害の報道を見るたびに、胸が痛み自分の記憶や感情がフラッシュバックします。

土砂や泥水なので、水が引いたとしてもなかなか救出作業ははかどらないのではないかと不安が募っていることと思います。

きっと、被災された方の中にはケアマネさんやヘルパーさんもいることでしょう。

東日本大震災の時は、当ヘルパー事業所は2週間休みにしました。
ガソリンがなかったので、車を動かすことができませんでした。
しかし、やることがなかったのかと言えばそうではありません。

震災当日の訪問した実績をまとめ(安否確認に行って、必要な場合ガラスを片付けたり避難する準備(着替え)など)、震災翌日、翌々日の訪問実績のまとめ、避難したヘルパー以外の動けるヘルパーでシフトを調整したりしてました。

独居の方に、避難所から出された配食を届けたり利用者さんがどこの避難所にいるか、ケアマネさんと情報交換をしたり…。

事業所が再開してからは、避難所に訪問してました。
体育館であっても個室もあるので、そこに福祉用具のベッドを搬入し使わせてもらってました。

災害が起きてからでは遅いのですが、震災後訪問介護独自の震災対応マニュアルを作成しました。

これは、たぬさんのブログから新潟中越地震のマニュアルを見て参考にしました。

日頃から、どれだけ地域と関わることが必要なことか痛感しました。

一つだけ言えることは、ヘルパーさんは救助者ではありません。
被災地に独居の利用者さんがいることを知っていても、単独で救出に行かないでください。必ず、自衛隊、消防士に連絡をしてください。

私たちにできることは、救助された後の生活を支えることです。

避難所→仮設住宅→自宅
どこに行っても生活ができるように、ヘルパーさんとケアマネさん、地域のみなさんで力を合わせればまた、落ち着いた生活が来ます。
必ず!

踏ん張りましょう!